読書

パリの砂漠、東京の蜃気楼(金原ひとみ)

少し前に金原ひとみのインタビューを読んでいて、小学生の時から死にたかったし母となり子を持った今でもその感情はかわらない、というようなことを言っていた。度々彼女の小説を手にしているが、恐らくは彼女自身が投影されているであろう登場人物の評に共…

記憶破断者-小林泰三

2021/1/10読了以下ネタバレあり主人公は前向性健忘症で、他社の記憶を改竄できる怪人と戦うという設定に惹かれて手に取った。小林泰三は玩具修理者を読んだような…というレベルで、作家名は知っていても沢山読んだことがあるという訳ではない。会話文も多く…